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2023/11/11 14:43

土木業界への転職、おすすめの資格って? 建設業界で安定した仕事を得たい方へ




今の会社に勤めていて、スキルアップ・キャリアアップともに天井が見えてしまった気がする。

かといって突出したスキルがあるわけではなく、転職活動を進めても待遇面で有利に交渉できる要素が乏しいのが現状・・・

未経験から学歴やこれまでのキャリアに関係なく、実力や結果次第で高収入やキャリアアップが目指せる土木関連の仕事に興味があり、調べているけれども。

いくら未経験OKの会社が多いとはいえ、より好待遇での入社を進めていくためにはやっぱり関連した資格、あった方がいいよね!

でも、頭は悪い方ではないけど独学で資格取得したことないし、どう勉強してどの資格を取得するのが効率的か、見当がつかない。

建設業界の資格に特化した塾や予備校でもあればいいんだけど・・・
あっても通信講座で担当の先生に教えてもらえるわけじゃないし。

といった具合に、転職を検討していくにあたって土木関連の資格取得や勉強方法について悩んでいる方へ!


千葉県の船橋市に本社を構え、地盤改良工事を請け負っているランドプロが、地盤改良工事関連のものを中心に土木関連にも通用する資格に関する情報をお届けいたします。



■未経験からの転職に有利!実務経験ゼロで受験できる土木関連の資格



未経験から土木業界を目指そうと思っても、実務経験が何もないと不安に感じるでしょう。しかし、土木関連の資格の中には、実務経験ゼロで受験できるものもあるんです。

未経験から土木業界への転職を考えている方は、以下の資格の取得を目指してみませんか。


・測量士・測量士補

測量士は、作成した測量計画を元にして、土地の位置・面積・距離などを測量する仕事であり、建設工事に欠かせない存在です。
測量の仕事のほかに、測量計画や製図などを行うデスクワークも業務に含まれます。
測量業者の事務所ごとに、1人以上の測量士の配置が必要です。

実務経験を積む方法以外に、国土地理院が実施する測量士・測量士補試験に合格することで、資格の取得が可能です。

令和5年度の試験では、測量士試験の合格率は10.3%でした。


・土木施工管理技士(第一次検定)

土木施工管理技士は、土木工事における施工管理を担う仕事です。
土木施工管理技士の資格には1級と2級がありますが、1級は大規模な土木工事・2級は比較的小規模な土木工事現場を担当します。

2級土木施工管理技士の試験には、第一次検定と第二次検定があります。第一次検定は、受験する年度中における年齢が17歳以上であれば、実務経験を問わず受験が可能です。


また、令和6年度以降、施工管理技士検定の制度改正が予定されています。
  令和5年度まで:1級試験の受験は第一次検定であっても実務経験が必要
  令和6年度以降:1級土木施工管理技士の第一次検定の受験資格も、19歳以上のみ

このように、1級土木施工管理技士の第一次検定の受験資格が年齢のみになることで、受験のハードルが大きく下がりました。

1級・2級土木施工管理技士のどちらも、第一次検定に合格すると施工管理技士補の資格が与えられ、施工管理技士の補助として働くことができます。


・技術士補

技術士補は、技術士の資格取得を目指す技術者です。
技術士とは、科学技術に関する知識や能力・公益を優先する技術者倫理を備えている技術者をさし、技術士資格は建設部門をはじめ21の技術部門に分かれています。

技術士試験の第一次試験に合格し、指導技術士の名前と合わせて技術士補として登録すると、技術士補の資格が得られます。

この資格の第一次試験に、受験資格は特に設けられていません。

ただし、技術士補の資格は、廃止も含めた見直しが検討されています。技術士補の資格取得を検討するのであれば、今後の動向を注視し、資格制度の変更などが行われないか確認するようにしましょう。



■ランドプロが提供している地盤改良工事関連の資格も、土木業界に関心のある方へ紹介



上記で紹介した資格とは別に、ランドプロが手がける地盤改良工事に関連した資格もあります。
土木業界で仕事をする際に、将来的なキャリアアップに向けた選択肢のひとつとして、覚えておくと役立つでしょう。


・地質調査技士

現場調査部門と現場技術・管理部門の2つがあり、国土交通省登録資格となっています。

試験を受けるには、学歴に応じた実務経験年数が求められ、出題範囲・出題形式・試験時間・合格基準などは部門ごとで異なります。


・住宅地盤技士

住宅地盤の品質向上と地盤事故の根絶を目的とし、住宅地盤調査の技術向上に必要なスキルを認定する資格です。
地盤調査の実務を担当する調査部門と、地盤補強工事の実務を担当する設計施工部門があります。
それぞれに技士と主任技士の資格があり、毎年10月に試験が行われます。


・地盤品質判定士

地盤の評価(品質の判定)に関わる調査・試験の立案や、調査結果に基づいた適切な評価および対策工の提案を行うための、国土交通省登録資格です。
宅地の造成や地盤の液状化の能力も求められ、広い知識や技術力が必要です。


・地盤改良で活躍する重機の紹介と、その運転資格

地盤改良の現場では多くの重機が活躍しており、重機を運転するには資格が必要です。

ここでは、各重機の役割および運転資格を簡単に紹介します。


車両系建設機械運転者:
ブルドーザーやパワーショベルなどの重機は、車両系建設機械と呼ばれ、その運転に必須の資格。
運転者の資格区分の中で、特に「整地・運搬・積込み用機械」「基礎工事用機械」の資格は大いに役立つため、取得を目指したいところです。

小型移動式クレーン運転者:
吊り上げ荷重が1t以上5t未満の移動式クレーンの運転には、このの資格が必須。
この資格の取得には、小型移動式クレーン運転技術講習の修了が義務付けられています。

玉掛け作業者:
クレーンなどのフックに物を掛け外しする玉掛け作業に必要。
クレーン運転者の資格と合わせて取得する人も多い。

これらの資格は、すぐに取得できるものではありません。
現場で仕事を覚えるのと並行して、資格取得に向けた勉強を進めることが大切です。



■建設業界の資格取得、仕事の合間に効率よく資格を取得するための方法



ここからは、建設業界で仕事をするのに必要な資格取得に向け、どのように勉強すると効率よく覚えられるのか、とっておきの方法をご紹介します。


・仕事で多忙な方へ!「ながら勉強法」&「ながら復習」で効率的に資格勉強の時間確保

「ながら勉強」とは、日常で何かをしながら同時に勉強をする方法です。
具体的には、日常生活や仕事中に頭の中で勉強したことを思い出し、復習するのです。

勉強内容を復習するのに、わざわざ紙とペンを用意する必要はございません!

作業現場でガラを運びながら・・
ランチしながら・・
電車で帰宅しながら・・
お風呂に入りながら・・


気が向いたときに、頭の中でたった数十秒間、思い出す。
これを一日に2回~5回以上繰り返すだけで充分!

この勉強した内容を思い出す習慣を作るだけで、何もしないときとは比べ物にならないほど長期記憶への定着率が向上するでしょう!!

ながら復習で重要なのは、アウトプットにより頭の中で整理して思い出す行為。
ただ読むだけではなく、他人へ内容を伝えられるレベルまで理解していないと、思い出すことが困難です。

丸暗記ではなく、覚えた内容を要約し自分で思い出すことで情報が整理され、本当の意味で学習内容を理解したと言えるのです。


・ネットでおすすめのテキストを選ぶ → できるようになるまで反復して問題を解く

インターネットで検索すると、資格取得に役立つおすすめの参考書が紹介されています。
そのテキストに掲載された問題をできるようになるまで繰り返すことが大切です。

ここで解説を読んで理解したつもりになり、同じ問題を自力で解けないまま放置してしまうと、類似問題が本番で解けるレベルには進歩しづらいです。

解説を読む → また自力で解いてみる
を繰り返し、解説なしで類似問題が解けるまで反復するのです!


テキストを選ぶ基準として、下記の問題集をれぞれ1冊・計3冊用意しましょう。

  1. 概要解説と基礎問題集が掲載された問題集(難易度:易)
  2.  応用問題集(難易度:中~難)
  3.  過去問題集(難易度:やや難~難)

   ※2.応用問題集が見つからない場合は、なくてもOK!
    過去問を応用問題集として活用可能です。


・取得する建設関連資格が決まっている方向け! 特定の資格取得の勉強方法まとめサイトを参考に

取得を目指したい建設関係の資格がはっきりと決まっていれば、テキストを探すのに加え、資格取得に向けた勉強法や実技の対処法を紹介したまとめサイト(もしくは動画)があるかもしれません。

まとめサイトや動画では、勉強のスケジュールや方法・内容などを細かく紹介しているものも多く、管理者の合格経験談も大変勉強になることでしょう。


・建設会社で仕事をしている方は、すでに取得している気の合う先輩に指導を受けられる可能性も!

同じ職場で資格を取得している先輩に指導を受けられる可能性もあります。
さらに資格取得支援制度を設けている会社であれば、丁寧な研修やアドバイスが受けられるほか、会社によっては資格取得に向けた勉強時間を勤務中に確保できることもあるかもしれません。

先輩から、資格取得経験者ならではの感覚的な部分を指導してもらうとよいでしょう。

教えるのが苦手な先輩であれば、事前に質問内容をリサーチしておくと、効率的に先輩の話を聞くことができます。



【まとめ】

今回紹介したように、土木関連の資格は、未経験でも受験できるものが複数あります。 これから 土木業界で仕事を始めようと考えている方は、まずは誰でも受験できる資格の取得に向けて 学んでいくことをおすすめします。

ランドプロでは、 随時スタッフの募集を行っており、 未経験者の方も大歓迎です。
地盤改良という重要な仕事に携わり、一緒に成長していきましょう。

そして、風通しのよい環境で、共に楽しく公私ともに充実させていきませんか?